こんちには、アヒルです。
旗竿地のお家作りについての記事も5回目の連載になりました。多くの方に見ていただきまして、大変ありがとうございます。
これまでどちらかと言うと「建てて良かった!」面について具体的にお伝えしてきました。
今回は正直なデメリットのお話。
旗竿地に住んで、大筋でメリットが勝っているとは言え、コレはどうにもならん!というデメリットも実感しています。
5年住んでみて、どんなデメリットがあったのか?(でも、こんな工夫もできるかも?という点も合わせて!)具体的に一つ一つご紹介していきますね。
一階の日当たり問題
昼でも薄暗い
最大のデメリットは、やはり日当たりです。
2階以上は工法によって日当たりは問題ないのですが、1階ばかりはどうにもなりませんね。
お昼でも薄暗い感じです。
このため、寝室、お風呂、ウォーインクローゼットなど、比較的日当たりが悪くても大丈夫な部屋を配置することになり、設計の自由度が低くなります。
少しでも日当たりを良くするために…
それでも、少しでも一階の日当たりを良くしようと、こんな工夫をしてみました。
グラスファイバーの格子床(グレーチング)
日差しを玄関に差し込ませるために、2階の玄関の真上にあたる床を格子床にしました。

コレ、グラスファイバーから作られた、「ガラス繊維強化プラスチック」というシロモノでできています。
乗っても落ちないのか心配でしたが、強度があって、全く問題ナシ。
販売専門の会社、FRPグレーチング.comさんの説明によると、耐荷重は1m × 1m あたり約350kgもあるとのことです。
一階の玄関から見上げると、こんな感じ。

光を拡散させてくれるので、一階の玄関には、2階からの光が降り注いでくれます。
売るのもリフォームも難あり
オーバーローンの危険性
そして、デメリットの第2位が採算性です。将来、もしこの家を売ることになったら、果たして納得いく価格で売れるのだろうか?という心配がつきまといます。
今のところ、全く売る気はないんですけど、人生何が起きるか分かりません。
旗竿地は整形地に比べて工事がしにくかったり、設計が制限されるため、買う時に安くても、売る時はさらに安くなる危険が大きいんです。
ローンの途中で手放すことになった場合に、売値よりもローンの残債の方が多い「オーバーしてローン」のリスクも高くなります。
この辺りは、それぞれの方の懐事情や、将来設計に依存した問題でもありますね。
老後は暮らしにくそう…
そのこととも絡みます。
旗竿地の場合は日当たりの問題から、必然的に2階がリビングとか、キッチンとかメインな生活スペースになるのですが、老後、足腰が弱くなったらどうしよ?という点も心配になります。
一階にもガスなどは引いてあるのですが、全面リフォームして一階をキッチンやリビングにするのは、一階に日が当たらないのでためらわれます。
このため、2階に満足に上がれなくなったら、この家ともお別れかなぁと思っています。
そうなると、どうしても採算性の点が浮上してくるんです。ぐるぐる巡りですね。
まぁ、根が気楽なので、なんとかなるさ!とは思っていますが、うっすらとした心配事になります。
売るのも、全面改装もできないとしたら、ホームエレベーターなどをつけるのもありかなぁ…とか考えています。
防犯性を高める必要

セコム必須
そして、旗竿地は防犯にも工夫が必要になります。
旗竿地は周囲の建物が目隠しになり、プライバシーが確保しやすい反面、他の人が敷地に入ってきても気づかれにくいという危険があります。
このため、セコムは必須。
一階の窓にもキチンと侵入防止の対策をするなど、一段高い対策が必要です。
うちの場合もセコムはもちろん、窓も格子付き。その分防犯のための設備投資が高くなります。
防犯カメラはココがおすすめ!
格安で防犯カメラを設置したい方は、こちら必見です!

こちらは、株式会社White&Greenが提供する防犯カメラの取り付けサービス。カメラ代や録画機も込みでなんと、88000円から防犯カメラが設置できちゃいます!
カメラのバリエーションも豊富なので、ぴったりのカメラを提案してくれますよ。
防犯カメラって24時間作動するので、トラブルも多いんですが、アフターフォローの体制も万全です。
猫の通り道になる

その事に絡んで、住んでみて分かった意外な点がひとつ。
隣家との境が人目につきにくいということは実は、猫ちゃんたちにとってもプライバシー満点なんです。
このため、我が家と隣家との境界は、あるときから猫の通り道になってしまいました…
夜中に♫♫
ご近所の赤ちゃんが泣いてるのかな?と思ったら、ネコの鳴き声なんです。
しばらくすると、どういう訳かその猫ちゃんたちは去っていきまきたが、一時期は猫のフンに悩まされました。
ネコアレルギーとかがあると、きついかも知れませんね。
竿の部分がイマイチ使えない
大型車を入れると…
そして、旗竿地の竿の部分が、イマイチ活用できません。
最初は「駐車場にしたらいいよねー。」って思っていましたが、大型の車を縦に入れるのをシミレーションしてみると、「車の脇を通って狭いよねー。」という感じになります。
このため、車種が限定されて、買うのがためらわれます。
うちは、未だに車なし。
都内なので電車もバスも交通は便利ですが、玄関前にゆったりとスペースを設けたい場合は、公共交通機関を利用できる場所でないと厳しいかもしれません。
対策!駐車場として好きな時に貸す方法
竿の部分の有効活用ないかなーと思っていたら、こんなサービスを見つけました。
貸したいときだけ貸せる「特P」
「特P」は登録すると、好きな日や時間に、空き地を駐車場として貸し出せるんです。
もちろん、軽とか中型までとか、車のサイズを指定することも自由。
このサービスなら、あまり気にならない日(例えば、夜間だけとか、週に3日だけとか、旅行で留守にするときとか…)に自由に貸し出せるし、嫌になったら貸し出しをストップすれば良いというわけです。
やり方は簡単!ホームページの案内に沿って、入力し、手間と言えば駐車場の写真を撮って送るだけです。あとは、会社の方が親切にサポートしてくれました。
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