突然、戸建てを建てることになったわが家。
初めて建築士の方と知り合うことも出来ました。この勢いで、土地も探してみるぞー!と不動産屋さんのドアを叩いてみたのですが…
なかなか手強い土地探しが待っていました。
同時に、不動産屋さんってこんな風に付き合えばいいんだ!という発見も。
というわけでfile2は土地探し。
経験に基づく失敗談とここは正解だった!という具体的なポイントをお伝えします。
初体験!不動産屋さんとの付き合い方

まずは土地がなければ始まらない!ということで訪ねたのが、夫の会社の紹介で選んだ池袋にある中堅どころの不動産屋さん。
迎えてくれたのは人の良さそうな男性の担当者Sさん。互いの自己紹介を済ませ、希望のエリアや予算感を伝えました。
エリア…都心から60分以内。
予算…4000万円台まで
その他…出来れば角地 学校や買い物などが便利。
シンプルな要望ですが、実際に伝えたのはこれくらいです。
あまり狭めすぎず、実際に土地を見た感じを大切にしたいと伝えました。
希望にそった土地の動きがあれば、メールで詳細な情報を逐次送ってくれるとのこと。
その上で、これぞ!と思った土地があれば実際に車で回ってくれるそうです。
すぐに、おすすめ物件をPDF付きのメールでお知らせしてくれるようになりました。
中には未公開な物件や、掘り出し物の物件など情報誌なとでは入手できない物件もゴロゴロと届きます。
土地巡り① 角地
しばらくすると、ココいいかも!という物件が目に止まりました。
図面をみると、土地はきれいな整形地。しかも角地でした。(整形地というのはL字型や凸凹ではなく正方形や長方形の土地のことです。建築のしやすさからも人気があります。)
週末に見学したいと夫が伝えると、指定日に、担当のSさんが私たちのマンションまで車で迎えに来てくれました。
現地を訪れると周囲には高い建物もなく、日当たりも良さそう。辺りを散策してみると、穏やかな住宅街といった感じで、雰囲気も良かったです。
ここいいね♩
と夫と話し合いました。ただ、すぐには決断ができません。保留は可能ですか?と尋ねると、仮予約という形は可能だけど、他に買いたい人が現れたら効力がない、つまり早いもの勝ちってわけです。
ただ、Sさんの見立てでは、それほど早く買い手は現れないのでは?とのことでした。
というわけで、持ち帰って検討することにしました。
いきなり200万円下がる!
数日買おうか、買うまいかと夫と悩んでいたところ、担当のSさんからメールが入りました。
土地が、4680万円から4480円に!なんと急に200万円も値下がりしたと言うんです。
これは、もう誰かに売れちゃうかも!
でも200万円も下がったのには、もしや建築に不利な条件でもあるのかも…
と、急いで買うべきか葛藤が始まりました。
建築士さんに土地の相談
そこで頼ったのが「建築士さんたちの展覧会」をきっかけに知り合ったご夫婦の建築士さん。買おうとしている土地に、プロから見ておかしな所はないか、相談したいとメールを入れてみました。
すると、無料で相談に乗っていただけるとのこと。さっそくアポイントをとりました。
事務所にお邪魔し、現地の図面や場所を伝えると、適法に建築できる土地か?どれくらいの大きさのお家が建てられるか?浸水履歴は?など丁寧に説明してもらうことができました。
結果、少なくとも図面や写真からは建築には問題はなさそうという見解。
やっぱり、第三者のプロの目があると安心です。建築士さんと知り合った甲斐がありました。
しかし、時すでに遅しでした。
担当のSさんから電話がありました。お目当ての土地に1番手の申し込みが入ったとのこと。
そのまま契約に進む可能性が高いそうです。
残念!
もう少しスピード感を持って臨むべきでした…。
土地巡り② 裏が崖!
続いて目に止まったのが、こちらの土地でした。
こちらも気になっていたエリア。どんな土地なのかワクワクしながらSさんの車で向かいました。
建築条件付き土地
実は案内してもらう土地は建築を請け負う会社が決まっている「建築条件付きの土地」というやつです。
建築条件付きの土地は、建築会社が指定されている代わりに、土地が安いというメリットもあります。
現地では建築を請け負うことになっている建築会社の人も待ってくれていました。
一気に建築の相談までできてラッキーと思ったのですが…
裏に崖がそびえる
ここです。と案内された土地。
思わず はぁ?と驚いてしまいました。
その裏には10メートルほどの崖がそびえ、コンクリートで補強されていたんです。
直感的にこれ危なくないのかなぁ?と思ってしまいました。
この壁の安全性は誰が担保してくれるんだろ?
それに、壁のために日当たりも悪そうで、相当建築のアイデアがモノを言いそうな予感がします。
味方になってくれる建築士さんが選べなかったり、細かくお家造りの注文もしづらい建築条件付き土地だと、こうした場合に途端に不安が増してきます。
というわけで、ここも見送ることになりました。
土地探しが楽しくなるコツ

その後も週一ペースで、Sさんからの情報を夫婦で吟味して、狙いを定めて土地巡りを行いました。
その町について、あらかじめ歴史を調べたり、旗艦となるスーパーを調べたりして現地に向かうのは、実はとっても楽しかったです。
例えば、こんな本を片手に。

古地図で歩く 江戸・東京 歴史探訪ガイド 決定版 歴史探訪ルートガイド
その土地の古い地図を見ることができるアプリなども活用するのも手ですね。
担当のSさんとも、どんどん仲良しになっていきました。
そして、ついに思いがけない好立地に巡り合うことになりました。(そちらについては、file3で)
今にして思えば「楽しんで土地探しをする」というのが、一番のポイントだったのかも知れません。
土地探し 今回のポイント
では、今回のポイントをささっとおさらいです。
素人夫婦の一からの土地探し、いかがでしたでしょうか?
file③は「旗ざおの土地」のメリットとデメリットについて書いていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。いつか、どなたかのお役に立てる事を願いつつ、今回はここまでにしたいと思います。
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