オリーブは植えてはいけない?10年育てて後悔した実体験

コレどうなの?
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新築のわが家のアプローチにシンボルツリーとして選んだのがオリーブの木

上に上にと枝葉を広げて成長する様子から、力強さを感じて家族で選びました。

苗木から育ててまもなく10年近くになります。

立派に成長してくれたのは嬉しいのですが、難点もいくつも。

そんなオリーブの木の実体験のご報告です。

わが家のオリーブ

わが家のオリーブは、近くの園芸店で購入。

わが家のオリーブ

苗木の状態でお店から運び、その園芸店の方に手伝ってもらって植えました。

9年経つと、ご覧のように大きく成長しました。

常緑樹なので、一年中青々とした美しい形の葉を楽しむ事ができます。

秋にはオリーブの実がびっしり。小鳥たちもやってきます。

シンボルツリーとしては良い面もたくさんあるのですが…

オリーブを選ぶとき 必ず確認した方が良いこと

オリーブを購入する際には、オリーブの種類を確認することがとても大切です。

実はオリーブは千品種以上も!あるんです。(びっくりですよね)

大きく2種類

オリーブはモクセイ科オリーブ属に分類されますが、ざっくりと大きく分けて

•直立して伸びるタイプ

•横にも伸びるタイプ

の2つがあります。

ヨーロッパでも、横に伸びるタイプは垣根がわりに、家の目隠し用にしたりなど、それぞれの用途に分けて植えられているようです。

シンボルツリーにする場合には10年後の姿を計算して植えるのが大切。

さもなくば、後述のようにちょっと後悔することもでてきます…。

樹齢1000年のものも

ちなみにオリーブは樹齢が長いのも特徴です。

小豆島オリーブ公園のホームページによると、オリーブにはなんと樹齢が1000年にもなるものも!

オリーブにたくさん種類があることを知ったのはだいぶ後のこと。

一旦植えたら長く付き合うことになる木だけに、もう少し勉強してから買えば良かったーと反省しています💦

成長力に驚き

うちのオリーブは70㎝ほどの状態で購入したのですが、いまや2階の窓に届くほど成長しました。

ひょろひょろと頼りなかった苗木がこんなに立派に成長。

それも、枝葉を広げて伸びるので、縦にも横にも巨大になる感じがします。

肥料も水も特になし

苗木のときにだけ園芸店の方が勧めてくれた肥料をまきましたが、それ以降は特に水やりや肥料もなし。

ほぼ手間要らずで順調に育ったので、ずぼらな私たち家族にもピッタリの植栽でした。

後悔①隣家から苦情が!

育ちが良いのはいいんですけど、困ることもでてきました。

あるとき、お隣さんが訪ねてきて…

「オリーブの葉が窓にあたってるんですけど…」

とのこと。

あわてて見てみると、しなだれた枝がかすかに窓に触れています。

特に雨が降ると重みでさらにしなだれるので余計に窓や壁に当たってしまうようです。

剪定も難しい

すぐに剪定を始めました。

でも、背も高いし枝もそこそこ太いので、切るのも難しい!

踏み台に登って、工作用の糸鋸で30分ほどかけて、差し当たり問題のある枝を切り落としました。

高枝切りバサミは必須

それを機に、全体をすくことにしたのですが、背が高いし、細い枝でもかなり固くて、普通のハサミやノコギリでは一苦労。

ということで、高枝切りバサミも購入しました。

剪定したオリーブ

オリーブの太い枝はとても難しいですが、小指の先くらいの枝はスムーズに切れます。

ちなみに、こちらの高枝切りバサミは切った枝を落とさないようにつまめて便利でした。

小一時間ほどかけて剪定しましたが、辺り一面はご覧のように枝だらけ。

特にうちのように、横にも伸びるタイプのオリーブの場合はある時をすぎたら、こまめな剪定が必要になることは覚悟した方が良いです。

後悔②台風も心配

全体の剪定をしたのには、お隣さんへの配慮のほかにもう一つ理由があります。

それは、台風や大雪。

風が強いと揺らぐのですが、葉の表面積が多くなるに従って、大きくしなだれる時がありました。

さこれは、台風の時には倒れるかも…

大雪の時にも、やはり葉に積もった雪の重みで全体が傾く心配もあります。

ということで、特に横にも伸びるタイプの場合にはオリーブに剪定は欠かせない作業になります。

後悔③春は花粉まみれ

最初の3年ほどは、花が咲かなかったのですが…

成長するに従って、小さな薄黄色の花が咲くように。

可愛らしく、季節の移ろいも感じられるのですが、困ったことも。

とにかく、花粉がすごいんです。

オリーブの辺りを通ると花粉まみれになります。

薄黄色の花粉で、髪とかにつくとなかなかとれません…

通るのを気をつけても、地面はこのように落ちた花や花粉でいっぱい。

上の写真を撮ったときには、剪定もしていたので余計に花が落ちてます。

花粉が地面につくと黄色くなるので、水でお掃除するのですが、これも大変。

一長一短あるものですね…の

秋はオリーブの実だらけ

オリーブは、1本だけ植えても受粉しにくく、実も実りにくい。と、園芸店の方に教えてもらいました。

これは、他家受粉と言って、自分の花粉で受粉すると遺伝的に弱くなるため、他の木の花粉でないと受粉しにくいというもの。

オリーブも他家受粉に当てはまります。

と聞いていたのですが、うちのオリーブは秋になるとたわわに実ります。

収穫したオリーブ

おそらく、ご近所のオリーブの花粉をキャッチしているのかも知れません。

山ほどオリーブが実るので、オリーブオイルを作ろう!とか、実を食べれるかな!とか最初のうちは喜んでいたのですが…

後悔④実のお掃除が大変

成長するに従って、こんなにいらないよー。というくらい実るように。

熟すとどんどん落ちて来て、お掃除が大変です。

踏みつけるとこんなふうに跡になるし、配送業者の皆さんも踏まないように大変そう。

掃除しても風が強いと一気に落ちてきて、無限に掃除している感も…

オリーブで後悔 口コミは?

オリーブを植えて後悔したり、お手入れが大変だったという口コミはあるのでしょうか?

鉢植えくらいでとどめないといけない植物だったという口コミ

伸び放題にして後悔という口コミ

良い面もたくさん

と、オリーブを植えて後悔したことを挙げてみましたが、もちろん悪いことばかりではありません。

育てやすくて丈夫ですし、葉っぱや幹は美しい。実りはそれはそれで、楽しみな一面もあります。

なによりも、家とともに成長していく感じが嬉しい。精一杯生きている生きものと暮らしている実感があります。(お手入れは大変だけど)

ということで、オリーブのメリット、デメリットでした。

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