新築のときに結構迷ったのがキッチンの使い勝手。
中でもビルトインの食洗機を何にするか?あれこれ検討しました。
家を建てる前は賃貸マンションに住んでいたのですが、その時に使っていたのが、水道を分岐して、シンクの上に配置する置き型タイプでした。
あまり容量が入らないのと、音がうるさすぎて、隣の寝室にまで洗浄音が聞こえてくるのがかなりのストレスでした。
そこで、新築時に入れたのがミーレの食洗機。少し予算オーバー気味だったので入れる前には結構ドキドキしていましたが…
使い勝手や、壊れないの?などなど、ビルトインから5年経ったからこそ分かる正直なデメリットと使い心地をレビューします。
ちなみに、ミーレが故障してしまった場合の原因や対応について知りたい方はこちらもご参考にしてみてください♪
ミーレF78エラーの対応はこちら♪
ミーレの食洗機
ミーレは1899年にドイツで創業された、伝統的なキッチンやランドリー製品の会社です。
ミーレの理念は「常により良いものを」ということで、ミーレのホームページを見てみると、Warentest 財団(ドイツ商品テスト財団)による、耐久性や運転音、操作性などを評価する商品テストで評価 No.1 になった数多くの商品や、デザイン関連の受賞歴もかなりある事が分かります。
運転音!ということで、静かな食洗機を求めていた私は当時ミーレのショップに実際に製品を直に見に行きました。そして、購入を決めたのがこちらの食洗機です。
買って良かった!ミーレのメリット
では、まずは、私が5年使って感じている正直なメリットからお伝えしていきますね。
メリット①シンプル&おしゃれ
購入したのは、こちら全自動食器洗い機(G5600SC)です。当時の希望小売価格は38,4300円〜。
壁面は新築時の工務店と相談して、洗いやすいメラミン加工にしてもらいました。
見ての通り、ボタンは6つしかありません。私が実際に使うのは、ほぼ左右両端の2つのボタンだけです。
ズバリ、操作性のシンプルさが抜群なんです。
最小限のボタン
スイッチ 左端から
- 電源スイッチ
- プログラムスイッチ
- 下段バスケット インセンティブスイッチ
- ターボスイッチ
- スタート予約タイマー
- スタート、ストップスイッチ
メリット②大容量!
そして、食器を入れられる容量も大きなメリットですね。
容量は14人分(IEC:国際電気標準基準 平たい皿類を中心とした食器による国際基準)
一家4人で1日フルに食器を使ったとしても充分余裕があります。
最上段にはお箸やカトラリー類、キッチンバサミとかも入れてます。
上段バスケットにはお茶碗類、小皿、コップ類、デリケートな食器類。
グラスサポートレールがついていて、高さのあるグラスを倒れにくくすることができます。
下段バスケットには大きめのお皿、お鍋、フライパン、ボール、ワイングラスなどなど。斜めにすると、直径35㎝のだいぶ大きいお皿まで置くことができます。
メリット③予洗い不要!
そして、とても助かったのが基本的に食器の予洗い不要というポイント。
残飯などはもちろん事前に取り除きますが、基本的にはお皿の汚れなどを予洗いして落とす必要がないんです。
それだけ強力な洗浄力!床面と上段バスケットの下にプロペラがついていまして、多方向に洗える構造になっているんです。
洗浄時間は?
センサーウォッシュの場合は、水道水に繋いでいる場合で1時間40分〜2時間48分。うちのように家族4人で1日分の食器を洗うときには大体2時間前後かかることが多いです。
ちなみに、ほかのプログラムでかかる時間がこちらです。(水道水と接続時)
- クイックウォッシュ 48分
- センサーウォッシュ ジェントル 1時間36分〜2時間12分
- エネルギーセーブ 2時間31分
- エクストラクワイエット 4時間55分
- ポット&パン 2時間53分
メリット④運転音がとても静か!
購入する際にもっとも気がかりだった運転音ですが、びっくりするほど静か!!でした。私はほとんど気になったことがありません。
静かにしていると運転音は聞こえることは聞こえますが(ガタガタうるさい感じではなく、水が流れている音がサーサーと聞こえる程度です。)テレビを見たり、パソコンに集中しているときにうるさいと感じたことが一度もありませんでした。
さらに、エクストラクワイエットを使うと、運転音は注意しないと気づかないほど静かです。
運転音 録音してみた
ちなみに、運転音を録音してみました。(2メートルほど離れたところから録音)
サーとホワイトノイズのように聞こえるのが、洗浄時の運転音です。
どうでしょうか?ちなみに小声の会話の方がだいぶ大きな音という感じで、時計の針がカチカチ動く音も聞こえています。
メリット⑤お掃除楽チン
掃除はフィルターの清掃以外は基本不要です。毎回の洗浄時に、自動的に庫内も洗浄されるので、5年経ってもピカピカという感じです。
メリットおまけ ちなみにルンバ通れます
そして、これはホントに因みになんですが、我が家はルンバを使っていて、扉が全開の状態でも床と扉の間でルンバの通行が可能です。
食器をしまい終わった後に乾燥も兼ねて扉を開けっぱなしにしておくことが多くて、これ、結構重要なポイントでした。
ミーレのデメリット口コミは?
では、ミーレにはどんなデメリットがあるのでしょうか?
口コミをまとめてみました。
扉を上げるがツライという口コミ
水切れが気になるという口コミ
お値段が高い!という口コミ
腰に負担という口コミ
5年使って感じるデメリットは?
ミーレにもデメリットを指摘する口コミはありました。
では、私が5年使って感じている使用感と口コミを照らし合わせてデメリットを炙り出して行きたいと思います。
扉の開閉 フロントオープンは辛い?
ミーレは、スライドで扉を引き出すのではなく、パタンと全面が前に倒れる形で開閉します。
これ、スライドの造作かない分だけ庫内の容量が広くなるのですが、いちいち屈まなくてはなりません。
ただ、複数の方が指摘するフロントオープンの扉の開け閉めの億劫さや腰への負担ですが、私はそれほど感じたことはありません。
ミーレの扉はとても軽いので、力を入れずに開閉ができるためです。
ただ、たしかに屈むので歳をとると、辛くなるのかも知れません。
ミーレの耐久性は20年と長いので、もしかしたら辛くなるタイミングと買い替えのタイミングが一致するかもですね。
乾燥は?賛否分かれる余熱乾燥
では、乾きにくいと口コミもあった乾燥はどうでしょうか?
ミーレには、温風で乾燥させる機能は付いていません。
高温で洗浄した後の余熱を利用して乾かす方式です。(余熱乾燥方式)
洗浄プログラムが終わると、自動で扉が少し開いた状態になります。こうすることで、庫内の湿気を含んだ空気が排出されて乾燥が促される仕組みです。
扉が開いて蒸気を逃しながら、自然乾燥するのを待つタイプですね。
うちは大体寝る前に食洗機を回しますので、朝起きて食器を片付けるときには、綺麗に乾いている感じです。
お値段高め!
価格が高い!というのは私も確かにそう思います。
ただ、ミーレは極めて頑丈に設計されていて、20年持つように設計、耐久性のテストがされています。
そう考えると、トントンか上に挙げたメリットを考えるとお得かなという感じです。
まとめ ミーレのメリット&デメリット
メリット
- デリケートな食器から大きめの鍋類まで同時に、大量に洗える!
- バスケットが自在に調整できる!
- スイッチがシンプルで使いやすい!
- 運転音、めちゃ静か!
- お皿の予洗い不要!
- 扉が開いた状態でルンバがの通行可能
デメリット
- フロントオープンの扉は歳をとると少し不安
- グラスの足の裏とかに水が溜まることがある
- お値段が高いので、もとを取るまでは使い続ける気構えが必要
現在ではミーレの食洗機はG7000という最新シリーズが販売されています。 こちらは洗剤の自動投入システムや、アプリとの連動も可能ということです。 私はG5000で充分満足していて故障も一度もないので、ずっとこれでも良いと思っているので、買い替えの予定はありませんが、日々便利になって行くものですね。
コメント